九章 正体…11 ページ36
牧野「どこに行くつもりなんだ！逃げられるわけがない！！」
デスクについた牧野が、パシフィック・ブイの監視カメラ映像をチェックしている。その映像の中で、コントロールルームを走り出たピンガは、その先の丁字路を右に曲がった。
牧野「右に曲がったぞ！」
コントロールルームを飛び出した白鳥に続いて佐藤、目暮が通路を走った。
だが、一方のコナンはモニターに映る監視カメラ映像を見て、身を乗り出し、通路を走るピンガを注視する。
コナン(いや、そうじゃない。あれは……)
何かに気づいたコナンは、スケボーに乗って走る。メインルームを出てスケボーで通路を駆け抜け、丁字路を”左”に曲がる。
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ピンガはドライデッキがある海中出入り口に向かっていた。
うす暗い通路を歩きながら、女物の服を脱ぎ捨て、黒のジャケットを羽織る。ドアの前で立ち止まったピンガは、緩んだネクタイを締め直した。
コナン「待て！！」
声がして振り向くと、スケボーに乗ったコナンが現れた。
ピンガ「またお前か。なぜ分かった」
コナン「廊下のカメラを一部反転したんでしょ？ピアスが逆になってたよ」
スケボーから下りたコナンは、ニヤリとは微笑む。
コナンの言葉を聞いたピンガは左耳につけたピアスに目を向けて、眉をひそめる。そして、コナンに向かってフッと笑った。
ピンガ「いつからグレースが怪しいとにらんでた？」
コナン「コーヒー。頼んだ時だよ。フランス人なら、これが「二つ」を表すってことを知らないわけないからね」
コナンは言いながら、親指と人差し指を見せる。
コナン「オメーはそれが分からなかった。その時、思ったんだ。この人、何かの理由で嘘をついている、得体の知れない人だってね」
黙ってコナンの推理を聞いていたピンガは、ニヤリと口の端を上げる。
ピンガ「……流石だな。工藤新一」
コナン「なッ……！？」
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星空ブリキ(プロフ) - グレースさんとピンガって声優さんが一緒なのもすごいんですよ……………!! うん、マジ誰かわかりませんでした。終わって声優確認したら【え、マジで!?】ってなってめっちゃびっくりしたのを覚えてます (6月20日 11時) (
レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみん - この映画で俺もピンガにハマって映画に何度も足を運んでますw 続き楽しみにしてます 頑張ってください.ᐟ.ᐟ (6月7日 3時) (レス) @page35 id: d802841665 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - ぜたいに、コナン君は彼女を助けてくるは、大事彼女ちゃんだから、続きが楽しみです😁😍😍😍 (5月25日 20時) (レス) @page12 id: 0a46edb41a (このIDを非表示/違反報告)
三隣亡 - どうも初めまして！僕もコナンくんの映画を見てピンガにハマりました！続き頑張ってください！ (5月24日 2時) (レス) @page5 id: d37ad7f831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2023年5月23日 19時
