三話 朝嵐が吹く…6 ページ28
待機場へ向かっている道中で辻峰と風舞が遭遇。不破が背後にいた大田黒に「風舞だよ」と呟く。
二階堂「対戦することになっちったね」
A「試合、見ました」
二階堂「あ、そう？」
A「6人全員、斜面打ち起こしでとてもカッコよかったです」
不破「プッ……作文」
二階堂「あんがと」
Aの素直な言葉、昔と変わらない眼差しを向けられ二階堂は表情を緩める。
その横で大田黒が目を輝かせながら遼平に近寄る。
大田黒「キミ、ガタイいいな！！」
遼平「あ、ああ、ありがとうございます…！」
引き気味に遠ざかりながら礼を言うと目の前を通る樋口の首根っこを掴み引っ張る荒垣。
荒垣「空気読め。樋口」
樋口「道を譲ってくれたのかと思って…」
二階堂「お互い県大会優勝校だ。もう、全国大会への切符は持ってんだから楽しくやろう」
そう言い終わるとチラッと湊と静弥を見つめ、互いに目が合う。
二階堂「おひさ湊ちゃん、静弥ちゃん。まだ一緒にいるんだ？」
湊「お久しぶりです。二階堂先輩」
静弥「お久しぶりです。先輩が弓道を続けていたと知って、嬉しいです」
二階堂と静弥が意味深な物言いや表情に二階堂の隣にいた唯一の女子部員である雪平蛍が「へー…」と声を漏らす。
二階堂「なっ？こういうヤツ！折り目正しいだろ？」
雪平「ウチとは真逆ね」
「辻峰高校、風舞高校のみなさんは待機場に入ってください」
係の人が来て各々が返事をすると、二階堂は何かを思い出したかのように雅貴に尋ねる。
二階堂「風舞の先生、待機場での指導は禁止なんでしたっけ？」
雅貴「あぁ、規約にある通りだ」
二階堂「あざっす！」
そう言った瞬間、二階堂の表情から笑顔が消え、真剣な表情へと変わり部員達に向き直る。声色も低くなりそれぞれに注意点を指導する。
その的確な指導に雅貴は関心そうに目を開いていた。
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勿忘草(プロフ) - 高橋さん» コメ返し遅くなり申し訳ありません。お心遣いとても感謝いたします！これからも、自分のペースで頑張っていきますので、これからも応援のほど宜しくお願いします！！ (2023年3月26日 20時) (
レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 次の更新楽しみにしてます！！ご自分のペースで頑張ってください！応援してます！！ (2023年3月19日 0時) (レス) id: 2973651174 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - まっちさん» 2週も読んでくださったんですか！？コメントも含めて本当にありがとうございます！落ちに悩むところもありますが気にせず落ち3人の絡みが増えたらいいなと思っています。あと取り合いとか…。これからも温かい目で応援、愛読のほどよろしくお願いします！！ (2023年3月6日 9時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
まっち - こちらの夢小説2周読んでしまいました！待ってました二階堂先輩！マサさんの絡みもみたいし続き楽しみに待ってます！！ (2023年3月6日 0時) (レス) @page41 id: 21c8ee624a (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んでくださりありがとうございます。二階堂先輩も自分にとって一番好きなキャラになりつつありますね。落ちにかんしましても一つの案として受け取ります。本当にありがとうございます！ (2023年2月16日 9時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2023年2月9日 0時
