懐玉ー陸ー…3 ページ33
夏油「だから、心配しないでAは楽しんでおいで……ほら、悟が呼んでるよ」
夏油が指をさす方向にはAを呼ぶ五条の姿が。
夏油の顔をチラッと見ると笑顔で頷かれ、Aは五条の元へと走り2人でただ、ひたすらに沖縄の海を楽しんだ。
それを見た夏油は、とても優しい笑顔で見つめていた。
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だが、楽しい時間というのはあっという間に過ぎ去ってしまい、そろそろ帰る時間帯となってしまった。
夏油「悟!!時間だよ」
五条「あ、もうそんな時間か」
すると、途端に寂しい気持ちになったAはしゅん…と俯いてしまい、五条はそれに気づく。
五条「……傑、戻るのは明日の朝にしよう」
A「…!」
夏油「…だが」
五条「天気も安定してんだろ。
それに、東京より沖縄の方が呪詛人(じゅそんちゅ)の数は少ない」
夏油「もう少し真面目に話して」
五条がキリッとした表情と口から発せられた言葉が相反しており夏油がツッコミを入れる。
五条「飛行中にAの賞金期限が切れた方がいいっしょ」
夏油「悟」
夏油は真面目な表情でAに聞かれない範囲の音量で五条に耳打ちをする。
夏油「昨日から術式を解いてないな。睡眠もだ…今晩も寝るつもりないだろ。本当に高専に戻らなくて大丈夫か?」
五条「問題ねぇよ。桃鉄99年やった時の方がしんどかったわ。
それに、オマエもいる」
五条が夏油を信頼している言葉に夏油は「仕方ないな」と言いたげに息を吐く。
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灰原「七海!!滞在1日延ばすって!!何かあったのかな!!」
七海「……(ピキッ」
その後、Aは五条や夏油と沖縄を堪能し……全てが忘れられる幸せなひと時であった。
だが、Aはふと感じさせられるのだ……もうすぐお別れなのだと。
お別れが近づく度に……胸が締めつけられるかのように痛むこと…苦しくて悲しくなることに。
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黄水晶 - ありがとう御座います!あと、輪廻眼の姫君面白いです。実は1から読んでました。 (2022年1月22日 7時) (レス) id: aa5c93e169 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 黄水晶さん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの前世の名前の読みは伊奘冉(いざなみ)です。 (2022年1月17日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
黄水晶 - しょうもない質問でごめんなさい!夢主ちゃんの前世の名前ってなんて読むんですか? (2022年1月17日 16時) (レス) id: aa5c93e169 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - 過去編ありがとうございます。更新楽しみにしてます。 (2021年11月28日 14時) (レス) @page20 id: 18356114be (このIDを非表示/違反報告)
識(プロフ) - マジマジ感謝です!!応援してます! (2021年11月1日 18時) (レス) @page9 id: 8de27f30e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2021年10月26日 20時