懐玉…2 ページ4
呪霊の背後に現れたのは黒髪で特徴的な前髪をした呪術高専二年の夏油傑であった。
五条「強い奴イジメるバカがどこにいんだよ」
冥「フフッ…君の方がナチュラルに煽っているよ夏油君」
夏油「あ″…」
「歌姫センパ〜〜イ、無事ですか〜〜?」
五条の横からヒョコッと顔を出したのは同じく呪術高専二年の家入硝子だった。
歌姫「硝子!!」
硝子「心配したんですよ。2日も連絡なかったから」
歌姫「硝子!!アンタはあの2人みたいになっちゃ駄目よ!!」
硝子の顔を見て歌姫は嬉しそうにギューーッと抱きしめる。
硝子「あはは、なりませんよ。あんなクズ共」
歌姫「……2日?」
五条「あー、やっぱ呪霊の結界で時間ズレてた系?珍しいけどたまにあるよね。冥さんがいるのに、おかしいと思ったんだ」
冥「そのようだね。それはそうと君達……
……″帳″は?」
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アナウンサー【続いて昨日、静岡県浜松市で起きた爆発事故。原因はガス管の経年劣化!?現場の節アナウンサー!?】
ニュースが流れる部屋で五条、夏油、家入は夜蛾の前で正座をさせられており、絶賛説教をくらっていた。
夜蛾「この中に「″帳″は自分で降ろすから」と補助監督を置き去りにした奴がいるな。そして、″帳″を忘れた……名乗り出ろ」
五条「先生!!犯人探しはやめませんか!?」
夜蛾「悟だな」
夏油と家入は五条に指をさし指導と言いつつ鉄拳をくらわせた。
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ようやく夜蛾の説教から解放され、教室へと戻った五条は夏油や家入に口をこぼす。
五条「そもそもさぁ…″帳″ってそこまで必要?別に一般人に見られたってよくねぇ?呪霊も呪術も見えねぇんだし」
愚痴をこぼす五条の言葉に対し夏油は「駄目に決まってるだろ」と即答で応える。
夏油「呪霊の発生を抑制するのは何より人々の心の平穏だ。そのためにも、目に見えない脅威は極力、秘匿しなければならないのさ。それだけじゃない…「分かった。分かった」」
五条「弱い奴等に気を遣うのは疲れるよホント」
夏油「″弱者生存″…それがあるべき社会の姿さ。弱気を助け、強気を挫く。
いいかい、悟。術師は非術師を守るためにある」
五条「それ、正論?」
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黄水晶 - ありがとう御座います!あと、輪廻眼の姫君面白いです。実は1から読んでました。 (2022年1月22日 7時) (レス) id: aa5c93e169 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草(プロフ) - 黄水晶さん» コメントありがとうございます!夢主ちゃんの前世の名前の読みは伊奘冉(いざなみ)です。 (2022年1月17日 18時) (レス) id: d96a732bee (このIDを非表示/違反報告)
黄水晶 - しょうもない質問でごめんなさい!夢主ちゃんの前世の名前ってなんて読むんですか? (2022年1月17日 16時) (レス) id: aa5c93e169 (このIDを非表示/違反報告)
ぷっしー(プロフ) - 過去編ありがとうございます。更新楽しみにしてます。 (2021年11月28日 14時) (レス) @page20 id: 18356114be (このIDを非表示/違反報告)
識(プロフ) - マジマジ感謝です!!応援してます! (2021年11月1日 18時) (レス) @page9 id: 8de27f30e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2021年10月26日 20時