輪廻眼の姫君5ー過去編ー 【呪術廻戦】

懐玉ー肆ー…1 ページ25

その頃、甚爾はA暗殺の依頼を紹介した孔時雨に連絡を取っていた。


甚爾「なんだアイツら、高専に戻んなかったのか。ラッキーだな。これで賞金につられるのがバカからまともなバカになる」


孔時雨『いいのか？』
甚爾「何が」




孔時雨『賞金は盤星教からオマエに支払われる手付金3億。輪廻眼の姫君が殺られれば手付金はパァ…下手したら成功報酬もないぞ。オマエに依頼せずとも始めから賞金をという話になるからな』


甚爾「あっちには五条悟がいるんだぞ。うん百年ぶりの六眼と無下限呪術の抱き合わせ…アイツ(五条)が近くにいる限り輪廻眼のガキはまず殺せない」




五条が近くにいる限りAは殺せない…それを聞き、甚爾でも殺せないのかと疑問に思った孔時雨が問いかけると笑みを浮かべながらはぐらかされた。




甚爾「とりあえず、バカ共には賞金のかかっている残り47時間、五条の周りの術師と五条本人の神経を削ってもらう。勿論、ガキは殺せねぇからタダ働きだ」


孔時雨『時間制限を設けたのは良かったな。呪詛師の集まりがスムーズだ』
甚爾「そんだけじゃねぇけどな」



意味深な発言をする甚爾に孔時雨は疑問げに耳を傾けたが、「こっちの話」だとまたもやはぐらかされる。



甚爾「ボチボチ俺も向かう。思ってたより展開が早そうだ…3億、しっかり戻せよ」
孔時雨「バカ言え、その辺の匿名掲示板じゃねぇんだぞ。掲載料・手数料その他…」



甚爾「電波が悪い」


孔時雨の言葉を遮るかのように通話を切りポイっと携帯を放った。

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