輪廻眼の姫君5ー過去編ー 【呪術廻戦】

懐玉ー参ー　オリジナル…9 ページ18

五条「その″五条″って呼ぶのやめろ」
A「え？…じゃあ、どう呼べば」
五条「悟って……呼ばせてやらんことも、ない」
A「悟……さん？」
五条「…ん」


夏油「へぇ〜〜」



名前で呼ばれ満足そうな顔をしていた五条の背後から顔を出して夏油。



そして、意味深な笑みを浮かべて五条を見ていた。


五条「なんだよ」
夏油「いや、珍しいなと思ってね」
五条「は？」
夏油「自分から名前で呼べだなんてさ」
五条「……」




夏油「Aちゃん」
A「？」
夏油「私も傑って呼んでくれないだろうか？」
A「傑…さん？」



素直に夏油の名前も呼ばれたことで気を良くしたのか頭を優しく撫でる。


夏油「A……って呼んでも構わないかい？」
A「…それは」
夏油「ダメかな？」
A「いい……よ」
夏油「悟も呼んであげたら？」
五条「気が向いたら……呼ぶ」
夏油「そうかい？




さて、A。どこか行ってみたい場所とかあるかな？」








膝を下りAと目線を合わせていきたい場所を尋ねる。


A「……なんで」
夏油「？」
A「なんで…そこまでするの？」
夏油「それは…」
A「あと2日間だけの間柄なのにそんな…思い出作りみたいな……」
五条「あー、うるせぇな！」



口をつぐんでいた五条が大声を上げビクッと肩が跳ねる。


五条「いいから言え！今、行きたいトコ！」
A「……くらげ」

五条、夏油「「は？」」


A「くらげ……みたい」

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