輪廻眼の姫君4 【呪術廻戦】

起首雷同…1 ページ7

新田「6月盛岡、金田太一。8月横浜、島田治。9月名古屋、大和広。


3人とも同じ状況で死んでるんスよ。自宅マンションのエントランスで呪霊による刺殺。しかも全員、死ぬ数週間前から同じ苦情を管理会社にチクッてる。


オートロックの自動ドアが開きっぱなしだって……他の住民に心当たりはなかったっス」




交流会から数日後、A達一年は五条が不在の中、補助監督の新田明と共に任務に駆り出されていた。


伏黒「でも、日付も場所もバラバラ」
A「同じ呪霊にやられたんですか？」


後部座席の真ん中に座っていた伏黒と助手席に座っていたAはタブレットで事前に開示された情報を元に新田に問いかけた。


虎杖「なぁなぁ、自動ドアって呪霊のせい？呪霊ってセンサーとか引っかかんの？カメラとか映んねぇよな」
新田「センサーじゃなくてドアオペレーターの方が呪霊の影響でバカになってたみたいっス」

虎杖「ほーう……オペレーター…？」



新田「で、同じ呪霊の仕業かって話っスけど、残穢だけだとちょっと断定はできなかったっス。なんせ、時間が空いてるし…そんで、3人の共通点を調べたっス」


その共通点は「3人共、同じ中学に2年間在籍していた」ことだった。


釘崎「っていうと…昔、3人が同じ呪いを受けて時が経ってそれが発動したって感じ？」
虎杖「おおっ！」

新田「そうっス。それ濃厚っス。で、今からその中学と3人の被害者の共通の知人に話を聞くので、4人にも術師視点で色々と探って欲しいっス」


釘崎の仮説が一番濃厚の説だと知り、虎杖は釘崎を褒め称え、釘崎も「当然」と満更でもない表情をしていた。




そして、タブレットを操作していたAは中学の学校名を見た瞬間、操作していた指が止まる。

A(あれ…この学校って確か)

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