輪廻眼の姫君4 【呪術廻戦】

起首雷同ー参ー…3 ページ27

五条「たとえ自分を嫌ってても相手がお姉さんだから怪我させたくなかった？それはご立派。でも、僕や悠仁なら常に本気でやる。刀以外の術式を使わなかったのが悪いって言ってんじゃないよ。


団体戦は文字通り団体競技。


それぞれに役割があるからね。





でも、呪術師はあくまで個人競技」



五条は座り込むAに歩み寄っては膝を下り、擦れた頬を優しく撫でる。



A「他の術師との連携は大事でしょ」
五条「まぁね。でも、周りに味方が何人いようと……、



死ぬ時は独りだよ」





頬から手が離れ低い声と共に指摘するかのように指をさされる。




五条「君は自他を過小評価した材料でしか組み立てができない。少し未来の強くなった自分を想像できない。




君のその目か…それとも、”あの事”を引きずってるのか。





最悪、自分が死ねば全て解決すると思ってる」



まるで全てを見透かしたような目、言葉にAはハッと目を開くしかなかった。




五条「それじゃ、追いつくどころか一生守られるだけのお姫様だよ。


「死んで勝つ」と「死んでも勝つ」は全然違うよ。A」









パチン！！




と、Aの額を指で弾いた。









五条「本気でやれ。




もっと欲張れ」






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