輪廻眼の姫君4 【呪術廻戦】

呪術甲子園…11 ページ2

夜蛾「…まだAと虎杖が嫌いですか？」
楽巌寺「好き嫌いの問題ではない。呪術規定に基けば禪院と虎杖は存在すら許されん。彼奴らが生きているのは五条の我儘。


個のために集団の規則を歪めてはならんのだ。何より、2人が生きていることでその他、大勢が死ぬかもしれん」



野球が行われている所から少し離れた場所にて夜蛾と楽巌寺がAと虎杖の話をしていた。


夜蛾「だが、2人のおかげで救われた命も確かにある。現に今回、虎杖は東堂と協力し合い特級を退け、彼女のおかげで前へ進もうと思う者もいた。


学生に限った話ではありませんが、彼らはこれから多くの後悔を積み重ねる」


夜蛾の脳裏には何もしてやれず離反した夏油の横顔が過った。


夜蛾「ああすれば良かった、こうして欲しかった、ああ言えば良かった、こう言って欲しかった……Aと虎杖についての判断が正しいかどうか…正直、私にも分かりません。


ただ……今は見守りませんか？」



・
・
・
・



5番セカンド・狗巻がヒットを打ち一塁へ出塁する。

虎杖「おおっ！間に合った！！」
A「狗巻先輩、足が速いんだよ」


狗巻「すじこ」



出塁しピースサインを送る狗巻。



そして、6番キャッチャーの虎杖がバッターボックスへと立つ。



歌姫「真依！三輪！盗塁あるわよ！！」

呪術甲子園…12→←呪術甲子園…10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す