輪廻眼の姫君3 【呪術廻戦】

規格外…4 ページ22

その頃、楽巌寺は持ってきたギターの音色を呪力として撃ち出して組屋に攻撃したが、組屋は難なく耐える。


組屋「(成程ね。アンプもねぇのにいい音出すと思ったら…このジジィ自身がアンプなのか。奏でた旋律を増幅させ呪力として撃ち出す術式。分かりやすい中距離タイプ…近づかれたくねぇのが見え見えだ)


…財布を作ろう。加齢臭たっぷりのな！」






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その頃、歌姫は西宮と連絡を取りながら残りの生徒達の元へと走っていた。


歌姫「了解。西宮はそのまま硝子のとこにいて…大丈夫。三輪は冥さんが見てる」



西宮との通話を切り、スマホをしまう。


歌姫(電波が断たれなくてよかった。″帳″の効果を考えれば当然か)




ーーー



五条「高専に呪詛師…或いは呪霊と通じている奴がいる」




ーーー




歌姫(勘違いじゃなさそうね)



すると背後から誰かに斬られそうになり歌姫は避ける。


「あれ？絶対斬ったと思ったのに」
歌姫(人間…呪詛師か！)
「はぁ…これだから俺は」


呪詛師・重面春太の持つ刀…まるで柄に握られているように見えてしまい歌姫は冷や汗を流す。


重面「いいでしょコレ。鞣造が作ってくれたんだ…さっき合わなかった？」





ーーー


組屋「オマエは非力だから刀からも握ってもらえ」


ーーー


重面「って。ねぇ…お姉さんは俺に何をくれるの？」



「オマエ、モテないだろ！！出会い頭にテメェ(自分)の話ばっかり」


後ろを振り向くと釘崎、真依が立っていた。



釘崎「金とんぞ！」
真依「アンタのどこに金とれるだけの聞き手の器量があんのよ」
釘崎「るせー！！こんな時にケンカ売ってんじゃねぇよ！！」

歌姫「アンタ達！」


重面「わぁ〜っ！女の子がいっぱい！モテモテだぁ〜」


釘崎や真依が現れたことで何故か嬉しそうに笑う重面に釘崎は呆れた目をする。


釘崎「人の話聞いてんのかよ？」
真依「援護は任せて。誤射されないよう気をつけなさい」
釘崎「オメェが気をつけろ！！」


バシュッ！！


突然、帳が上がり釘崎達は驚いた表情を浮かべる。


歌姫「″帳″が上がった！？」
重面「マジィ？30分も経ってなくない？逃げよっ！！」




歌姫「なんだったんだ…？アイツ」

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