輪廻眼の姫君3 【呪術廻戦】

黒閃…1 ページ12

A「大丈夫ですか狗巻先輩」
狗巻「しゃけ」

加茂「来るぞ！！」

花御の猛攻から逃げながら建物内を走っていたが、樹の毱で攻撃を仕掛けてくる気配を察知し加茂が振り向く。


狗巻「止まれ！」
加茂「百斂穿血！」

狗巻の呪言で花御の動きを止め加茂が攻撃を仕掛ける。花御の額に攻撃が当たり傷をつけたことに伏黒は目を開く。


伏黒(アレに傷をつけた…！俺と戦った時は全然本気じゃなかったのか)
加茂「急げ！どうせすぐ治してくる！」


呆然としていた伏黒だったが、加茂の言葉にハッと我に返り走り出す。


加茂(狗巻で止めて私達で攻撃し距離を取る。この繰り返しで″帳″の外を目指し、学長達と合流…だが、いつ今の均衡が崩れるか分からない。ただでさえ、呪言の効きが悪く教員との連絡をとる隙がない。奴が呪言の対処法に気づいたら…終わり)




加茂の攻撃を受けても反転術式で治し背後から樹の根が追いかけてきていた。


加茂「急げ！！」
A「っ…」




加茂(呪霊の目的も不明だ。学長達や高専に待機している術師が動けてない可能性もある。早めに東堂…最低でも三輪と合流したい所だが……)


最上階まで駆け走り扉を突き破って外に出ると背後から追いかけてきた花御も樹の根と共に外へと出てくる。


伏黒「狗巻先輩が止めてくれる。ビビらず行け！」

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