咆哮！イッカクモン…7 ページ23
太一「ともかく！行けるとこまで行こうぜ！」
ヤマト「だから！違うって言ってるだろ！」
丈「待てよ！今考えてんだからちょっと待てって！落ち着けよ！！」
太一とヤマトの口論にまさかの丈まで参戦してしまい、空が「ストップ！！」と声を上げる。
空「3人共いい加減にしてよ！」
ピヨモン「今日のところはもう遅いし…」
アグモン「そうそう。寝る時間だよ」
ガブモン「続きはまた明日にしようよ」
空「他のみんなも心配そうだし」
低学年の光子郎達が心配そうに見つめてきて、空やアグモン達が太一とヤマトの背中を押して行った。
丈「……」
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真夜中、洞窟で眠っていた…だが、丈だけは眠れず起き上がる。
丈(なにもできなかった…喧嘩を止めるどころか僕まで逆上して…こんなんじゃ駄目だ。僕がしっかりしないと、僕がみんなをまとめなくちゃいけないんだ！)
洞窟の外に出てムゲンマウンテンへ登ろうと歩きだすが、Aとゴマモンが目の前の岩陰から出てくる。
ゴマモン「あ〜ぁ、カッコつけちゃって。1人であの山へ行くつもりかい？」
丈「A、ゴマモン…止めても無駄だぞ」
A「みたいだね…さぁ、どうぞ」
丈は2人の横を通り過ぎ、Aやゴマモンも丈の後に続く。
丈「付いてくるな！僕は1人で行く」
ゴマモン「別に〜？おいらもAもあの山に用があるんだ」
丈「……勝手にしろ」
A「素直じゃないね丈は…」
丈「なにが？」
ゴマモン「1人じゃ心細かったんだろ？」
丈「馬鹿言うな！」
ゴマモン「いいって、いいって！気にすんな！」
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2021年1月12日 16時
