《最終回》見えてる世界が全てじゃない… 17 ページ49
零「伊吹丸も混乱させるだけだと言って篭ってやがるし」
鬼太郎「彼女は何がしたかったんだろうな…」
彼女…それは天狐化のAの事であると零は直ぐに認知する
鬼太郎「悲しくて苦しくて生まれてきて…結局、最後は僕の所為で消える羽目になった。もっと違う結末もあった筈だ…」
零「どんな結末が待ってたって言うんだ？」
鬼太郎「…分からない。話し合っても解決するなら早くにそうしていた…彼女は如何思ったのか、僕には分からない事だらけで、彼女の事を知っているつもりでいたけど実際、全然知らなかった。何を考え、何をしようとしたのか…僕は気づく事もなかった」
零「…俺だって同じだ」
鬼太郎「え？」
零「…いや何でもねぇ」
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閻魔「なぁ、もう怪我も治ってるし薬湯は飲まなくても良い…「良い訳なかろう！」」
壊死した手に包帯を巻き吊るして薬湯を飲み続けて数日…が経った地獄では相変わらず執務に追われる閻魔は薬は飲みたく無いと言うが地獄の死神が断固拒否する
地獄の死神「全く薬が嫌いなどと…そういう所が姫様が似たのだ」
Aの話をした途端、地獄の死神は表情を暗くする
地獄の死神「如何なるんじゃろうな」
閻魔「…今まで通りだ。Aの心が安定するまで静かに暮らさせた方が良い」
地獄の死神「そうではない！鬼太郎達の事じゃ…鬼太郎や鬼道衆の人間は毎日様子見に行っているのだろう？」
閻魔「んー…」
閻魔は薬湯の入った湯飲みを手に取り少しずつ飲む
地獄の死神「心配ではないのか？」
閻魔「全く心配はしてないな。もしこの位で彼奴らの絆が壊れるのであればその程度だったという感じでしかない。直ぐに忘れる。まぁ、安心しろ…彼奴らがAを思う気持ちは……計り知れない」
地獄の死神「閻魔様は練華様にお会いしたかったのではないか？」
閻魔「そうだな……最後くらい会いたかったな。ほら、薬飲んだぞ…仕事の続きだ」
地獄の死神「はぁ…しんみりした空気が台無しじゃ」
閻魔「しんみりなど俺の主義ではない」
地獄の死神「そうじゃった。お主はそういうお方じゃったな」
閻魔(Aは生きていてくれた…練華が決死に守った俺と練華の最愛の子。
最愛のお前が決死で守るのなら俺は見守る。
俺は裁定で善悪を見極め裁き
お前は中立で善悪を見極め守る。
それがお前と俺が交わした約束…だから。
最後の最後まで守るさ。練華)
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エメラルド・アリス - 見るの遅いけど…や、やばぁぁぁぁい！！この小説すげぇぇぇぇ！あ、静かにします、すいません、とってもいい小説ですね！ (2020年5月9日 13時) (
レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
蕾華 - 勿忘草さん，受付終わらせているのは知っていますがもし書いて頂けるなら4期の人食い肖像画を夢主バージョンで書いて下さい (2020年4月24日 7時) (レス) id: 9269c86acc (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 短編集を〜お願いします〜！ (2020年4月22日 14時) (レス) id: 3555d467e3 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - セレーナさん» 私も賛同します、記憶が戻ったら慰安旅行の日のその後に記憶は上手く戻ったか話を書いて下さい、勿志草さん、アニエスとアデルにも話したい事が山々ありますのでお待ちしております。 (2020年4月21日 5時) (レス) id: 64ba08fb42 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 面白い作品だったわ！けど最終回のお話で17話が抜けてるわ。後記憶が戻った後のお話を書いて欲しい！ (2020年4月20日 23時) (レス) id: 940266ae7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2020年3月31日 19時
