第二次妖怪大戦争…8 ページ22
地獄の死神「特例で外に出ていた間のみの練華様と姫様との育み。その件が片付いた時点で閻魔様は地獄に戻る事となった」
それなら練華やAも地獄に行けば良かったんじゃ…とまなが問い掛ける
地獄の死神「それは叶わんのじゃ。九尾族は自然の中でしか生きられぬ…地獄という場所は一時のみでしか生存出来ない」
目玉おやじ「それ以上の時間が経つと生命力が徐々に取られる…下手をすれば悪の生が宿り死ぬ」
結局結ばれても練華とA、閻魔は一緒にいる事は出来ない…と悟ったまなは目を開く
猫娘「それを承知だったって事?練華さんも閻魔大王も…Aも」
地獄の死神「あぁ。練華様が殺されたと知った時、あの人は初めて涙を流しこう言ったのだ…。「側にいれば守れた筈の練華を俺は見殺しにした」…とな」
猫娘「凄く…後悔したんでしょうね」
地獄の死神「だが、姫様は生きていた…その事実だけでどれだけ救われたか」
閻魔も辛い事があったのだと知ったまなは足を止める
まな「私…何も知らないで自分勝手な事言っちゃった。あの人は辛く無いのかな、冷たい人なのかなって…でも全く逆だった」
それからまなは一言も喋らず現世の出入り口へと辿り着く
猫娘「ありがとう」
地獄の死神「いや…鬼太郎の事は残念としか言えぬが我々では手出しも出来ん」
猫娘「分かってる」
地獄の死神「今お前達に出来る事はこの戦いを…姫様を止める事。出来る事を今は最善を尽くすしかない」
猫娘は悲しげに俯き…地獄の死神はポン…と頭に手を置く
地獄の死神「姫様と戦う事になるじゃろう…じゃが、決して邪の心で戦うな。良いな」
猫娘「分かってる…Aに太刀打ち出来るか分からないけど止めてみせるわ…絶対に」
地獄の死神「それじゃあの…猫娘」
地獄の死神は頭を撫で…そして地獄へと戻って行った
猫娘「本当にありがとう…死神」
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エメラルド・アリス - 見るの遅いけど…や、やばぁぁぁぁい!!この小説すげぇぇぇぇ!あ、静かにします、すいません、とってもいい小説ですね! (2020年5月9日 13時) (レス) id: 8a3a604a3a (このIDを非表示/違反報告)
蕾華 - 勿忘草さん,受付終わらせているのは知っていますがもし書いて頂けるなら4期の人食い肖像画を夢主バージョンで書いて下さい (2020年4月24日 7時) (レス) id: 9269c86acc (このIDを非表示/違反報告)
高橋 - 短編集を〜お願いします〜! (2020年4月22日 14時) (レス) id: 3555d467e3 (このIDを非表示/違反報告)
サヤノ - セレーナさん» 私も賛同します、記憶が戻ったら慰安旅行の日のその後に記憶は上手く戻ったか話を書いて下さい、勿志草さん、アニエスとアデルにも話したい事が山々ありますのでお待ちしております。 (2020年4月21日 5時) (レス) id: 64ba08fb42 (このIDを非表示/違反報告)
セレーナ - 面白い作品だったわ!けど最終回のお話で17話が抜けてるわ。後記憶が戻った後のお話を書いて欲しい! (2020年4月20日 23時) (レス) id: 940266ae7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2020年3月31日 19時