ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part33

アイドル伝説 さざえ鬼…5 ページ6

Aは1人で真っ暗な漁港へと来ていた

A「本当にこんな真夜中の漁港に来てくれって書いてあったのかな？」

半信半疑で待っていたA…すると海面に光が差し込み美しい人魚達が水面から上がって来ては美しいパフォーマンスをし、それを見たAは目を輝かせていた。そして、大きな貝が現れ中から1人の人魚が現れる

「ようこそAさん。良くいらして下さいました。私達…」
「「「人魚です！！」」」

A「じゃあこのお手紙は貴女達が？」
「はい。私は人魚代表のひとうお子と申します！」

人魚と聞き動画に載っていた偽Aも人魚の子供を抱いていた事を思い出す

A「そういえば、あの偽物も人魚の子供を抱いて歌を…」
うお子「はい…アレは本物の私達の子供です。そして、あの偽Aの正体はさざえ鬼です！」
A「さざえ鬼！？」
うお子「はい」

偽物の正体がさざえ鬼だと聞かされ一瞬間が空き、そして…

A「…全くお話が見えないのですが」
うお子「今から詳しくお話ししますので！！


かつて、その肉を食べれば不老長寿となれるなどなど絶大なる人気を誇った私達人魚族…しかし近年は、再生医療やゲノム編集など科学の著しい進歩により、とんと見向きされなくなってしまいました。


そんな現状を打破すべく私達はぴちぴちアイドルユニット・人心あれば魚心ありを結成。都内の一等地に芸能事務所を構えます。そこへ突然、さざえ鬼が現れ事務所を乗っ取ってしまったのです！！


海に咲く野菊の如き可憐でか弱き私達に抗う事など到底…」

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