ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part31

ビバ！お化け屋敷…5 ページ5

歌の歌詞、艶のある歌声、そして何より人々を誘う様な妖麗な仕草に失神する人々が出始め、鬼太郎は煙が出るくらい顔に熱がこもり、口元に手を添え動揺していた

猫娘「き、鬼太郎！？」
目玉おやじ「大丈夫か？」
鬼太郎「ぐっ…だ、大丈夫です」

地獄の死神「ふむ…アレは完全にやられたな」



ショーは大成功で幕を閉じたが化け草履だけは納得のいかない表情をしていた。その後、観客達に囲まれていた妖怪達…特にAの周りには男の観客達が多かった

「あの、さ、サイン下さい！」
「とても美しかったです！！」
「結婚して下さい！」
「一緒に写真撮って下さい！」
「おい誰か告白した奴居るぞ！？」

A「…(困ったなぁ)」

あまりの囲まれ様にAは少し困っていると…

「中々素晴らしいショーでしたね。A様」
A「あ！白山坊さん、やよいさん、死神様！」

何と観客の間から出てきたのは地獄の死神と白山坊、妻のやよいだった

やよい「お久しぶりですAさん」
A「お久ぶりです」
地獄の死神「姫様のライブ、とても良かったです。流石は練華様のご息女…美しかった」
A「そんなっ…褒めないで下さいよ」
白山坊「実際失神していた者が居ましたが？」

A「え…」

地獄の死神「因みに鬼太郎も失神一歩手前でしたぞ？」
A「えぇ！？」

鬼太郎が失神一歩手前と聞き驚きと恥ずかしさが入り混じる

やよい「相変わらず仲がよろしいですね…あ、白山坊様そろそろお帰りにならないと」
白山坊「そうだな…申し訳ないA様。また…」
A「あ、はい。お気をつけて」

ビバ！お化け屋敷…6→←ビバ！お化け屋敷…4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す