ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part31

零夢のデート？…1 ページ35

伊吹丸決戦の少し経ち…夏真っ只中のとある日、零は人間の町を歩いていた

「君可愛いね？俺らと一緒に茶ぁ飲みに行かない？」

零(時代が変わると人間も変わるんだな…)

黒坊主との戦いで前世の記憶…幼き頃のAとの思い出を思い出した零にとって改めて感じられるものがあった

「えっと…今日は1人でいたいので折角ですがお断りします」

さりげなくもザックリと断る女の子…だが、零にはその声が何処か聞き覚えがあり、囲まれた女の子の顔を見るとギョッと驚く

零「A…！」

まさかの想いを寄せるAがナンパされていた

「えー？良いじゃん！1人なんてつまんないでしょ？」
「良いところ連れて行ってあげるからさ。俺らと一緒の方が何倍も楽しいって！」

ナンパ集団の1人がAの手を掴み無理矢理連れて行こうとすると、その男の手をガシッと掴み上げる零

「イテテッ！」
「何だこの餓鬼！？」

A「れ、零…？」
零「此奴に気安く触ってんじゃねぇよ」
「あ！？何だと？」
「テメェこそ入ってくんなよチビ！」
「餓鬼の癖に生意気なんだよ！！」

零とナンパ集団が睨み合い…背に隠していたAにボソリと話す

零「走れるか？」
A「え？…うん」

零はAの手を引きナンパ集団から逃げるがナンパ集団は待て！と追い掛ける。路地裏へと入り、Aを抱き締めながら男達が去るのを息を潜めながら待ち…そして、ナンパ集団は別の方角へと向かって走っていった

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