ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part30

外国人労働者チンさん…6 ページ4

初めての給料で嬉しそうにしていたチン…だったが働いた割にかなり少ない給料を渡され殴ろうとしたチンを止めに入るパウロ

パウロ「大丈夫かい？」

パウロに缶コーヒーを渡されチンは受け取る

チン「俺達、日本人より働いてるのに給料安い。パウロは何故我慢出来る？」
パウロ「この国じゃ僕達みたいな外国人が働ける場所は少ない…それでもやっていけるのは夢があるから」
チン「夢？」

パウロ「僕は早く沢山のお金を稼ぎたい。そして国に帰って大学で勉強したいんだ」
チン「それは素晴らしいな！」

パウロがチンに夢があって来たのかと尋ねると村の事が脳内に過ぎり、手を差し伸べる

パウロ「お互い夢の為に頑張ろう」
チン「うん。分かった」

差し伸べられたパウロの手を握り握手をすると、パウロは辛そうに咳をしていた

チン「パウロ大丈夫か？」
パウロ「だ、大丈夫…」



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チンの心配が的中しパウロは仕事中倒れてしまった。凄い高熱でチンが病院に連れて行ってくれと助けを求めたが会社の人間達は助け様ともしなかった

チン「何故誰も助けてくれない…？」
「何サボってんだ？」
チン「パウロ凄い熱！これ以上働いたら死んでしまう！！」
「知るか！働け！それが出来なきゃ死ね！」

チン「何だと！？」

発言に怒りを覚えたチンは胸倉を掴む

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