ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part29

後日談 地獄の死神の心の内…3 ページ16

鬼太郎「顔赤いぞ…風邪か？」
目玉おやじ「ふむ…その表情を見る限りAかいやみのどちらかじゃな！」
地獄の死神「姫様にそんな感情を向ける訳なかろう！？姫様は確かにお優しく美しい…が！あれはどちらかというと敬愛じゃ！尊敬じゃ！！」

目玉おやじ「ならいやみか？」

地獄の死神「殺すぞ」

いやみの名前を出されて地獄の死神は今にも殺しそうな顔と低い声で目玉おやじを睨むが当本人の目玉おやじは何とも思っていなかった

目玉おやじ「なら誰なんじゃ？」
地獄の死神「……俺の好みを聞いてもなんの取り柄もなければ聞く必要もないじゃろ。寧ろ聞くな。さて、俺はもう少し修行してから…っ！？」


地獄の死神が話をすり替えながら立とうとした瞬間ブルっと悪寒がし固まる

鬼太郎「如何した？」
地獄の死神「鬼太郎…今何か寒気がせんかったか？」
鬼太郎「いや、特には」

地獄の死神「1つ頼みがあるのじゃが…」

鬼太郎「ん？」
地獄の死神「今こちらに向かって走って来るオカマ妖怪が居る…滅してくれぬか？」


いやみ「死神様ぁ〜！！」

鬼太郎が首を傾げた瞬間…森からいやみが大慌てで走って来る


いやみ「酷いですわ！このあたくしを置いて行くだなんて！！薄情者！」

地獄の死神「頼む。彼奴を殺してくれ！」
鬼太郎「いや無理だろ」
地獄の死神「なら俺を殺してくれ！」
鬼太郎「だから無理だって」

いやみが相当嫌なのか血相を変えた死神が鬼太郎に頼むが鬼太郎は無理だと拒否した

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