漆黒の冷気 妖怪ぶるぶる…8 ページ42
何度も攻撃しようとしたがすり抜けてしまい、ぶるぶるがAの背に伸し掛かりAの表情が険しくなる
A「うっ…!」
ぶるぶるに伸し掛けられ重い体を無理に動かし、狐桜で斬り、ぶるぶるが離れた瞬間蹴りを入れるが全く効いていなかった
鬼太郎「リモコン下駄!」
鬼太郎のリモコン下駄もぶるぶるの体をすり抜け、姿をくらます
目玉おやじ「消えたぶるぶるを肉眼で捉える事は不可能じゃ。妖怪眼鏡を掛けて奴を見つけ出し動きを封じるしかあるまい!」
鬼太郎「はい!父さん」
鬼太郎は懐から妖怪眼鏡を取り出し、掛け辺りを見渡しぶるぶるを探す…すると、ぶるぶるを見つけ静かに走り木の陰から覗く
鬼太郎「居ました」
目玉おやじ「悟られるでは無いぞ」
鬼太郎「はい、父さん」
ぶるぶるが木の陰から姿を現した所を、静かに髪の毛針を放ち木に縫い付けた
目玉おやじ「出来した鬼太郎!これで奴ももう自由には動けんじゃろう!」
鬼太郎「そうですね」
鬼太郎は肩を抑えたAに駆け寄る
鬼太郎「A、大丈夫か?」
A「うん、少し肩を痛めただけ」
鬼太郎はAに手を出し、Aもその手を取り立ち上がると震えていた裕太の所へ行く
裕太「ううっ…」
鬼太郎「大丈夫か裕太君」
裕太「はい」
裕太はスタッと立ち上がる
A「先にまな達を探そう。この近くに囚われてるかもしれないからね」
歩いて行くAと鬼太郎の背中を見て悲しそうな目をする裕太
裕太「…また助けて貰った」
A「裕太君、行くよ?」
裕太「あ、はい!」
まな達を探しに行くA達を妖怪眼鏡を掛け不敵に笑うねずみ男に気づく事は無かった
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年6月1日 22時