女妖怪・後神との約束…9 ページ26
2週間前に行方不明になった唯という人間の家に行くと美味しそうな料理がテーブルに並べられており、ねずみ男が食べようとすると突然後神が出てくる
後神「やっと帰って来たのね?」
ねずみ男「うわぁぁ!いや、いやいや…別に私怪しい者では…!」
後神「違う…あの人じゃ無い。誰だお前は!」
後神は人間の姿から本性を現しサボテンに喰わせようとした…
ねずみ男「ちょ、ちょちょっ…ちょーっと待ったぁぁ!アンタ、ひょっとして此処でどなた様かを待っておられるのでは無いかな?」
ねずみ男に此処に居る理由を当てられ後神は図星を突かれサボテンの触手が引っ込む
ねずみ男「やっぱり!だったら不詳ビビビのねずみ男がお値段次第で悩める貴女のお役に立ちます!何を隠そう私、人探しは得意中の得意なんですよ!」
後神「そうなの?」
ねずみ男「はいはいはい!そりゃもう成功率100%!先ずは事情をお話し下さいな?」
話を聞きながら後神が用意していた料理を食べる
後神「…。長年住んでいた家を失い、大昔からこんな私に語りかけてくれた親友を失った私は山を下り、新しい家を手に入れる為人間の世界で必死に働いた」
ねずみ男「親友…?お亡くなりになられたんですか?」
後神「はい…とても優しく温かい妖怪でした」
ねずみ男「ほぉ…?で、その人のお名前は?」
後神「練華…九尾族の練華です」
107人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ゲゲゲの鬼太郎」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年6月1日 22時