半魚人のかまぼこ奇談…11 ページ15
鬼太郎「ありがとうA、砂かけ婆」
目玉おやじ「今回は随分とヘソクリを使わせてしまってスマンのぉ」
鬼太郎と目玉おやじはAと砂かけにお礼を言った
A「良いんだよ。あれば便利だし、無ければ無いで何とでもなる」
砂かけ「金なんてそんなモンじゃ!」
鬼太郎「そういえばA、何故あんな大金を持ってたんだ?」
A「んー?念の為だよ念の為。元々あのお金はもし、鬼太郎が売られた時様におばば様と一緒に稼いだお金だしね。鬼太郎の為に使えたのならあんなお金、端金だよ」
鬼太郎が売られた時と端金と聞き鬼太郎と目玉おやじはそ、そうか…と心中複雑だったが、砂かけは大笑いしていた
猫娘「ねずみ男は?」
そこへ猫娘がやって来た
A、鬼太郎「「来てないけど…?」」
猫娘「全く!何処に隠れてるのよ彼奴!!!」
猫娘はねずみ男を探しに鬼太郎の家を後にした
A「猫娘も何だかんだ言って、ねずみ男の事が心配なんですね」
目玉おやじ「嫌、狩りたいだけじゃろう」
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その後ねずみ男は森へと帰らず未だに港に野宿をしていた
ねずみ男「暫く帰れねぇな〜。ほとぼりが冷めるまで魚でも釣って空腹でも満たすか」
釣り場へ行くと先客が居た
ねずみ男「如何?釣れます?此処」
「えぇ、ぼちぼちでんな…あっ!!」
ねずみ男「あーっ!!」
人間となった半魚人とねずみ男がばったりと出会ってしまい互いに驚いていた
ねずみ男、半魚人「「あーーーっ!!!!!」」
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年6月1日 22時