矢場い…4 ページ20
ピロリンと愁のスマホが鳴る
千一「ん?」
万次「愁?愁のロッカーじゃ無い?」
着替えていた愁が自分のロッカーからスマホを取り出し、見るとAからメールが届いていた
愁「…Aからだ」
千一「あれ?」
万次「Aって…風舞の彼奴じゃね?」
千一「果たし状?」
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メールを確認し、珍しくAに頼み事を依頼されて直ぐに行動に移した愁
佐瀬「何!のりりんの事を聞きたいって!?」
本村「それは珍しい」
結衣「ですわね」
佐瀬「あ!?」
ボソリと呟く本村兄妹であったが佐瀬には聞こえておりガンを飛ばすと、プイッと他所を向いた
愁「ご面倒ならこちらから断って置きますが…」
佐瀬「いや、その月夜ってのは藤原の幼馴染で元カノなんだろ?」
愁「はい…」
佐瀬「…会ってみても良いよ」
愁「本当ですか?」
佐瀬「シュバリエはシュバリエたらん者を拒まない。マナーやプロトコルを伝授しないとな!」
佐瀬が軽く了承し、結衣がクスッと笑う
結衣「藤原君、早く月夜さんに連絡差し上げて下さいな。あまり待たせると愛想尽かされてしまいますからね」
愁「はい。ありがとうございます」
愁はハッと気づき直ぐに返事を返しに行った
佐瀬「いやー、藤原も男だったんだな!」
本村「流石は結衣ですね。彼の気持ちを良く理解してらっしゃる」
結衣「藤原君、月夜さんを前にしたり、関わるお話が出てくると顔色が直ぐに変わるんですもの。分かりますわ…大吾だってそうでしょう?愛する人から滅多に無いお願いをされて藤原君、月夜さんの為に何かしてあげたいと顔に書いてありましたから」
佐瀬「え?そうなの?」
本村、結衣「「…え?」」
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月6日 13時