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六本の矢…7 ページ43
射形は普段通りな筈なのに的に中らなくAはえ？と驚く
A(何で…中ら無いっ…みんないつも通りやってる)
佐瀬「今のは痛いな」
愁「…」
A(少なくても私にはそう見える…)
2巡目、海斗が矢を射ると的から外し妹尾達は焦りの表情を浮かべる
花沢「そんなっ…」
白菊「後、3射以上外すと1回戦を下回りますわ！」
Aは立ち上がり立ち位置を定める
A(これじゃあ…それに、この消えない怖さは…)
Aが的を見ると…ドクンと胸が鳴る。そして漸く怖い理由が分かった
A(怖い理由が…分かった。
私の後ろには、誰も…居ないんだ
あの頃の私の後ろには、湊が居て、静弥が居て…愁が居た。3人が居ると思うと安心して引けた…でも、今は)
カァァンと七緒が矢を射る音が響く
ーーー
A「でも如何して私が落ちなんですか？」
雅貴「理由が分かった時お前達はもっと上手くなる筈だ」
ーーー
A(分からないよ雅貴さん…私、何で此処に居るの？)
ーーー
A「自分が落ちに置かれた理由、まだ良く分からない…」
ーーー
A(如何して私が落ちなの…？)
ーーー
七緒「Aと湊は如何して弓を引いてんの？」
湊(今の俺達ならあの音を鳴らせるかもしれない)
A(絶対に外れる気がしない)
ーーー
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作者名：勿忘草
| 作成日時：2019年5月3日 16時
