～ツルネ～出来損ないのシンデレラ4【滝川雅貴，藤原愁】 (ページ41)

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六本の矢…5 ページ41

準備を終わらせ、A達が出待ちをしていると他校が桐先の結果を報告し愁が皆中し続けているという言うと驚いていた

遼平「…流石だね」
海斗「へっ！そうでなくちゃ倒し甲斐がねーってモンだぜ！」

静弥「みんな、改めて言うまでも無いと思うけど…団体戦の1回戦と2回戦は各24射ずつの合計48射。その的中数で競われる。決勝トーナメントに進めるのはその内の上位8校だけだ。必ず残ろう…県大会を今日だけで終わらせちゃ駄目だ」

シャッ！！と気合を入れて、湊がハチマキを頭につけ立ち上がる

A、湊「「行こう」」

みんなが歩き出し、Aはペンダントをギュッと握り締めた

A(雅貴さん…)

握り締め願う。雅貴が無事であります様に…と

A(お婆ちゃん。雅貴さんを守って…そして、如何か…私達を見守って)

切実に願い…そして、A達は団体1回戦に挑む

団体戦ではみんな良い感じに弓を引けて妹尾達は安心していた

花沢「如何なるかと思ったけどみんな結構しっかり引けてるね！」
妹尾「うん」
白菊「…」

湊が矢を射り中て、続いてAも矢を射るが外した

花沢「今ので3巡したね…いつも位？」
白菊「いいえ、少し少ないですわ」
妹尾「やっぱりそうか」
白菊「はい。予選から後は平均して20中位は取れる様になっていましたの…けれど、既に6射外してますわ」

花沢「この1巡でどれだけ中てられるか…」
妹尾「うん。いつもの実力なら決勝トーナメント間違い無いと思ってたけど…厳しくなるかもね」

選手用観覧席には桐先…その中には愁の姿もあった

愁「…」

愁の目はAを見つめ…矢を射るとトンッ！と的に中る音が響く