～ツルネ～出来損ないのシンデレラ4【滝川雅貴，藤原愁】 (ページ3)

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明かせぬ手の内…14 ページ3

湊「でもまだ誰にも内緒。上手くなってから言いたいし」
静弥「分かった。けど、それって面白いの？」
湊「すっごい面白い！弓を引く時凄く良い音が鳴ってそれ聞くとわぁーって気持ちになる！！」

その音とは何？と静弥が聞くとAが滑り台を滑り笑顔で振り向いた

A「弦がカァーンっていうの！」
静弥「へー」

湊「桐先中学に弓道部があってさ、強いんだって！静弥が行く所だよね？桐先」
静弥「うん」

湊「俺も行きたい！…行けるかな？」

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カァーンと静弥が矢を放つと的から外し、全ての矢が外れみんなが心配そうに見つめていた中、雅貴が遅れてやって来た

遼平「マサさん！俺の射形見てよ。修正したんだ！」
雅貴「おぉ！…アレ？Aは？」
湊「遅れて来るって」

雅貴は静弥の記録の後静弥を見つめていた

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静弥父「Aちゃんだから言うけど去年の冬から静弥はヤル気を無くしているみたいでね…なんて言うか元気が無いというか…突然内部進学を止めて風舞を受験するとか言い始めるし」
A「私達も驚きました」
静弥父「今も何を考えているのか。元々そんなに話をする子じゃ無いんだけど…ごめんね？こんな話」

A「いえ、でも静弥は静弥なりにちゃんと考えていると思います」

静弥父「フッ)だと良いんだけど」

病院を出て雨雲がありカッパを着て自転車に乗って部活に向かうAであった