泥田坊と命と大地…10 ページ14
事が一件落着し、Aは鬼太郎と2人で家の屋根で鬼太郎に膝枕をして貰い寝転んでいた
A「…鬼太郎、私…あの時間違ってたのかな?」
鬼太郎「…」
A「あの時は、泥田坊を倒して人間を助ける事は間違って無いってそう思ってた…でも、それは間違いだったのかな?人間は助ければ助ける程、調子に乗り同じことを事を繰り返してしまう…
難しいね。人間と妖怪の中立に立つっていうのは」
前髪で表情は見えなかったものの、泣きそうな顔をしている…何故か鬼太郎はそれを感じ取っていた
鬼太郎「この世の中に正解や間違いは無いよ」
A「…」
鬼太郎「この世には自分が決めた事をして、後悔が無い様に生きる。でもいつか必ず…何かに対して後悔をする日が来てしまう…それを繰り返すんだ人間は。だから正解や間違いは無いんだ…だから、Aが辛くて悲しい時は必ず僕が側に居たい」
Aの頭を撫で、表情に影が消えると泣きそうな顔で鬼太郎を見つめていた
A「私も…そうなのかな?」
鬼太郎「…そうかもしれない。過去を忘れずに心に留め…それを一生背負って生きなきゃ駄目だ。酒呑童子の事も…もう1人の君の事も」
A「うん」
Aの表情に漸く笑顔が戻り鬼太郎を見つめる。鬼太郎はそんなAを見て安心して頬を優しく撫でた
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月2日 15時