検索窓
今日:11 hit、昨日:21 hit、合計:118,598 hit

泥田坊と命と大地…10 ページ14

事が一件落着し、Aは鬼太郎と2人で家の屋根で鬼太郎に膝枕をして貰い寝転んでいた

A「…鬼太郎、私…あの時間違ってたのかな?」
鬼太郎「…」

A「あの時は、泥田坊を倒して人間を助ける事は間違って無いってそう思ってた…でも、それは間違いだったのかな?人間は助ければ助ける程、調子に乗り同じことを事を繰り返してしまう…

難しいね。人間と妖怪の中立に立つっていうのは」


前髪で表情は見えなかったものの、泣きそうな顔をしている…何故か鬼太郎はそれを感じ取っていた


鬼太郎「この世の中に正解や間違いは無いよ」
A「…」

鬼太郎「この世には自分が決めた事をして、後悔が無い様に生きる。でもいつか必ず…何かに対して後悔をする日が来てしまう…それを繰り返すんだ人間は。だから正解や間違いは無いんだ…だから、Aが辛くて悲しい時は必ず僕が側に居たい」

Aの頭を撫で、表情に影が消えると泣きそうな顔で鬼太郎を見つめていた


A「私も…そうなのかな?」
鬼太郎「…そうかもしれない。過去を忘れずに心に留め…それを一生背負って生きなきゃ駄目だ。酒呑童子の事も…もう1人の君の事も」
A「うん」


Aの表情に漸く笑顔が戻り鬼太郎を見つめる。鬼太郎はそんなAを見て安心して頬を優しく撫でた

泥田坊と命と大地…11&予告→←泥田坊と命と大地…9



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月2日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。