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鮮血の貴公子 ラ・セーヌ…10 ページ45

セーヌ「さ、三世兄!」

ラ・セーヌとマンモスの目の前の木に寄り掛かっていた三世に驚く

三世「鬼太郎に苦戦か?」
セーヌ「そんな事は無い!奴は消滅したんだ…あのちゃんちゃんこさえ無けりゃ生き血を直ぐにでも集められるものを…!!」

三世「ちゃんちゃんこさえ無ければ…な。お前、本当にそう思っているのか?」

三世に睨まれマンモスは怯える

セーヌ「如何いう意味?」
三世「お前の考えは甘いと言っている…だが、生き血を集められなければバック・ベアード様は復活なされ無い…同族として1つ教えてやる」

セーヌ「…何」


三世「お前は2つ過ちを犯している…それだけ、伝えてやろうと思ってな」

過ち…そう聞きラ・セーヌの表情は険しかった


セーヌ「過ちだと…何だよそれは!」
三世「それは…っ!!」

三世が過ちを言おうとすると、突然何かの気配に気づき遠くをジッと睨んでいた


セーヌ「三世兄…?」
三世「いや…僕が教える事じゃ無いな。自分で考えろ…遅くならない内にな」

そう言い残し三世は消えて行った


マンモス「ラ・セーヌ様、三世様の言っていた過ちとは何でしょうか?」
セーヌ「僕がそんな事知る訳無いだろ!!」


A「やっと見つけた…」


声がし振り向くと、怒りで睨むAが居た

マンモス「お前は…!」
セーヌ「誰かと思えば、さっき僕と張り合って相打ちになってた妖怪じゃ無いか」


A「…」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月2日 15時

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