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鮮血の貴公子 ラ・セーヌ…1 ページ36

人間界では、女性が全員血を全て抜かれ干からびた状態で見つかるという摩訶不思議な怪事件に見舞われていた



零「…」



その様子を一つ目坊の目を使い遠くから見ていた零











ー鬼太郎の家ー


鬼太郎「父さん、湯加減は如何ですか?」
目玉おやじ「あぁ、丁度良い!…時に鬼太郎」
鬼太郎「大逆の四将の事ですか?」

家にAが居ないのを見計らい、大逆の四将の話をする


目玉おやじ「鏡爺から何か連絡はあったか?」

鬼太郎は首を横に振る

目玉おやじ「あの石動零とやらの動きも気になるしのぉ…」
鬼太郎「えぇ…」


猫娘「鬼太郎、A、居る?」

そこへ猫娘とまながやって来て、Aは不在だと告げた鬼太郎。そして、猫娘とまなは目玉おやじに吸血事件の事を知らせる

目玉おやじ「うむ…全身の血を抜かれて」
鬼太郎「まさかエリートに続いてまた吸血鬼でしょうか?」
目玉おやじ「だとしたら奇妙じゃのぉ…吸血鬼が立て続けに現れるとは」
猫娘「血を吸う妖怪って日本じゃあんまり聞かないモンね?」


目玉おやじ「魂とか正気を吸う妖怪や肉吸いは居るが、日本には生き血を吸う妖怪はあまり居らんからの」


まなはスマホを取り出し吸血鬼の事を調べた


まな「野衾や飛倉って言うのが居るんだって…あー、でも、昔伊兵衛って人が捕まえた野衾も猫の生き血を吸ってただけみたい」
目玉おやじ「おどろおどろも血は吸いはしよったが、もう現れる事はあるまい」

鬼太郎「やはりまた西洋妖怪の仕業…という事でしょうか?」

目玉おやじ「立て続けに奴等が来たとしたらそれなりの理由があるじゃろう」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年5月2日 15時

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