地獄からの使者 鵺…8 ページ9
そして夜中…外に出たAと鬼太郎達。灯篭に火を点けていた
一反「ポチッとな〜」
Aが鬼太郎に駆け寄り服を掴む
A「Aもやる」
優しい鬼太郎はAに蝋燭を手渡し抱き抱え、灯篭に近づけさせた
鬼太郎「火傷するなよ?」
A「うん」
Aも灯篭に火を点け、全ての灯篭に火を点けた
一反「鬼太郎さん、本当にコレで鵺ば誘い出せるとかいね?」
鬼太郎「おそらく。カンジ君にこれまで襲われた人が出た日付を調べて貰ったんだ…そしたら共通点が一つあった。闇だ」
一反「闇?」
鬼太郎「襲われた日は曇って月が隠れている日か或いは新月の日だったんだ」
目玉おやじ「そして今日も丁度新月じゃ」
だが此処で疑問が生まれ、カンジと一反もめんは闇だと言うのに何故灯篭に灯をつけたのかと聞いた
鬼太郎「襲われる条件は多分もう一つあるんだ。カンジ君…君はお爺さんが襲われた時同じ家に居た。だが病にかかっていない…何故だ?」
カンジ「だって僕は寝てたから」
鬼太郎「そう。つまり鵺の声は眠っている人間には効かないのさ…という事は」
カンジ「そうか!夜更かしして人が起きている家を…まだ灯りが点いてる所を狙うんだ!」
カンジもようやく気付き鬼太郎と頷いた
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年4月8日 22時