少女失踪!木の子の森…8 ページ40
山天狗「人間の娘よ、わしが生涯存分に可愛がってやる。幸せに思え?はははっ!だが…逃げたりしたらその時は」
ギリギリと脅す様に雅を締め付ける
山天狗「生肝を抜き食い殺してやるからな!」
「「「山天狗様ぁ〜!」」」
そこへ貢物を届けに来た木の子達。門を開けてくれと申し、岩の門を開き山天狗の前へ歩いて来る
山天狗「木の子共、殊勝な心掛けだ。結構結構…大結構!!」
次の瞬間、山天狗が団扇を大きく振り下ろし木の子達が持って来た貢物の入った壺を壊し、その突風で飛ばされる木の子達
雅「みんな!!」
山天狗「愚か者め!如何せ雅を奪い返そうと貢物の中に鬼太郎や憎っくき練華の娘でも仕込んで来たんだろう?先刻ご承知よ!!…ん?」
土煙が晴れ、貢物の壺の中にはAと鬼太郎の姿は無く泥団子しか入っていなかった
山天狗「泥団子…?では鬼太郎とAは何処に居るのだ!?」
A、鬼太郎「「私/僕は此処だ!!」」
まさかの山天狗の上から現れ、狐火で攻撃し山天狗が怯んでいる隙に鬼太郎が雅を横抱きにして助けた
山天狗「己!」
雅は木の子達に任せ山天狗に向き直るAと鬼太郎
山天狗「鬼太郎、A!!鼻毛針!!」
鬼太郎「髪の毛針!!」
毛針同士が激しくぶつかり合う
A「こっちよ!山天狗!」
Aは鬼太郎の手を取り自分達に気を引かせ、その隙に雅達は少し離れた所へ逃げる
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年4月8日 22時