ゲゲゲの鬼太郎 九狐の妖姫Part17

名無しと真名…7 ページ21

まな「ううっ…」

まなは鬼太郎にでは無く地面に向かって攻撃をし、土煙が消えると涙を流していた



まな「っ…Aが最後に言った。「ごめんね…まな」って言葉。お母さんを傷つけてしまってごめんねっていう意味だと思ってたけど…こんな事を…私と同じ様な道を歩ませる事になってしまってごめんねって言う意味もあったんだね…うっ…なのにっ！ごめんねA！！ごめんね…ごめんね！！」



泣きながら何度も謝るまな…


鬼太郎「まな」
まな「許して…なんて言えない」
鬼太郎「僕にも許すなんて資格は無い」

鬼太郎の優しい言葉にまなは涙を流した…その一粒の涙が憎しみの水に落ちると突然光り出した

まな「何…？」





鬼太郎とまなが見たのは大昔の…名無しの記憶だった

まな「何コレ…」
鬼太郎「多分名無しの記憶だ」



ーーー

鬼「大丈夫か？この山を越えれば何とかなる」
ふく「それまでにはこの子の名前を考えて下さりませ」


愛し合っていた人間の女性と鬼の妖怪…。お腹に子をなし、名前を考える。そんな素敵な時間は長くは続かなかった



ふく「お許し下さいお父様！」
鬼「私はどうなっても構いません！ですが、彼女だけはお助け下さい！！」

女性・ふくと鬼の父親達…人間と妖怪は2人が愛し合う事を許してはくれなかった

名無しと真名…8→←名無しと真名…6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す