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百々爺の姦計 妖怪大裁判…6 ページ16

百々爺「では、貴方が目撃した事を詳しく話して下さい」
呼子「数日前のこった…」


ーーー

ー数日前ー

魚釣りをしようとした呼子…其処へ、慌てふためく一つ目小僧を見つける


一つ目「止めろ!止めてくれ!おいらが一体何したって言うんだ!!」

呼子「一つ目小僧…?」

後退る一つ目小僧に一歩、一歩近寄る鬼太郎

鬼太郎「何もしてないさ…何もしてないからだよ。妖怪なんて人間の役には立たないんだ…


僕はゲゲゲの鬼太郎。人間の為に妖怪を抹殺する妖怪だ…髪の毛針!!」



一つ目「ぎゃぁぁ!!」



呼子の目の前で鬼太郎が一つ目小僧を抹殺する現場を見てしまった


ーーー


百々爺「確かに鬼太郎は人間の為に妖怪を抹殺する妖怪…と名乗ったんですね?」
呼子「…(コクリ」
百々爺「更に貴方は毛針で一つ目小僧が抹殺されたのを目撃したんですね?」

呼子が頷き、百々爺が証拠の凶器に使われた毛針と、現場に残されていた下駄のゲソ痕を提示し、大天狗がゲソ痕と下駄が完全に一致したと自ら調べた

そして、検察側の攻撃が終わり…今度は弁護側の反撃となりAは冷静な表情で呼子に歩み寄る

A「呼子さん、貴方は良く釣りにお出掛けになるのですか?」
呼子「偶にだな」
A「その時、仲間と会う事は良くあるんですね?」
呼子「滅多とねーだ」

A「…可笑しいですね?」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年2月2日 13時

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