ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part15 (ページ42)

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永遠の命おどろおどろ…11 ページ42

そして、おどろおどろの髪の毛が美琴の首筋に到達し血を吸う

おどろおどろ「おぉぉ…！！」

おどろおどろが鳴く…だがその鳴き声はとても悲しそうであり、Aと鬼太郎に助けて欲しい…自分を殺して欲しいと訴えかけているかの様に聞こえる

微かではあるが、明らかに人間である小野崎の意識が戻っている事に気づく2人。

Aと鬼太郎は体に力を入れ両腕を拘束から解き、おどろおどろに向かって攻撃の構えをする

A、鬼太郎「「狐火/指鉄砲！！」」

2人の技がおどろおどろに向かって放たれ、直撃したおどろおどろは吹っ飛ばされ苦しそうにもがき、人間の姿へと戻る

小野崎「美琴…」
美琴「パパ！」

美琴は倒れた小野崎に駆け寄る

小野崎「これで良い…これで良いんだ。コレを…ありがとう」

小野崎はネクタイに付けたネクタイピンを外し美琴にお礼を言い渡そうとした。美琴が膝をつき小野崎の手に触れようとした瞬間、小野崎の肉体が滅び、無機物になった服が虚しく地面に沈んだ

美琴「ぁ…パパ…？

パパぁぁぁ！！！うわぁぁぁっ！」

父を失い泣き叫ぶ美琴の声が響き、Aと鬼太郎はただ見つめている事だけしか出来なかった…