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怪事!化け草履の乱…9 ページ4

A「ねずみ男…付喪神って如何して生まれてくるものか知ってる?」
ねずみ男「な、長年使った物に霊が宿るからだろ…」

A「そうだね…確かに付喪神にも悪い奴も居るかもしれない。けど、付喪神が生まれる本当の理由は…物を大切にしてきた人間の優しい気持ちが込もって生まれてくるんだよ!!!


悪い事をする為に生まれてくる訳じゃ無い!!」


これ程までに物を大切にするAの言葉が強く胸に刺さり、ねずみ男を解放した

A「猫娘」
猫娘「何?」
A「此処からは私と鬼太郎だけでやる。猫娘はねずみ男を連れて先に帰ってて」
猫娘「え…?」

Aの顔に影が掛かり、クルッと回り歩いて行こうとする…が

猫娘「ちょ、ちょっと待って!如何したのよ急に!」
A「…物を大切にしなかったのかそれを確かめないと私の気が治らない。これ以上、付喪神達には悪さをして欲しくない…鬼太郎、行こう」
鬼太郎「あぁ」


そう言い残し2人は行ってしまった

猫娘「はぁ…アンタ、後でAに謝りなさいよ!!?」
ねずみ男「…分かってるよ!!!」

猫娘「全く…!!あの子かなり鶏冠に来てるっぽいしね」
ねずみ男「利用されて逆上な上、人間を恨む…か」
猫娘「は?」
ねずみ男「いや…似てるなと思ってよ」

猫娘「?」

今回の事でAに怒られてしまい少しだけ反省するねずみ男。Aの過去を知る1人でもあるねずみ男ははぁ…と溜息を吐く。過去を知らない猫娘は首を傾げた

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年2月2日 13時

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