ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part14 (ページ49)

今日:1 hit、昨日:20 hit、合計:127,956 hit

怪事！化け草履の乱…4 ページ49

化け草履「勇夫…」
「彼奴が言ってる程俺達は無力かな？」
化け草履「え？」
「人間からただ大切にして貰うだけじゃとても足らない強欲を俺達は持ってる」

酒を飲み過ぎた湯のみがヨロけ、化け草履が支える

化け草履「飲み過ぎだよ…大丈夫？」

すると湯のみは涙をポロポロ流す

「っ…俺は湯のみとしていつまでも使って欲しかった」
化け草履「！」
「だけど勇夫は…古くなった俺達を捨てたんだ

勇夫…いや、人間に期待するのは止めよう」

・
・
・
・

ねずみ男「オメェ達、今日も気を引き締めて各々現場で頑張る様に」
「「「はーい！」」」

ねずみ男「良いか？くれぐれも動いてる所を人間に見られるんじゃねーぞ？」

「「「はーい！」」」

ねずみ男「知られちゃいけねー厄介な奴等が居るからな…」

その厄介なAと鬼太郎の耳にも付喪神達の噂が耳に入っていた

鬼太郎「物がひとりでに動くそうなんです」
目玉おやじ「おそらく物に霊が宿った付喪神じゃな」

ネットのニュースでも付喪神の走る姿がブレてはいるが撮られており、猫娘のスマホでその記事を見ていた

A「ここ数日、同じ様なお手紙が何通も妖怪ポストに届いていて…」
目玉おやじ「妙じゃの…。少し調べてみるか」

A、鬼太郎「「はい。おやじ様/父さん」」

それを盗み聞きしていたねずみ男は青い顔をしていた