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運命の魔女たち…11 ページ35

「でもよ!バック・べアードは妖怪の国を創ろうってんだろ?だったら良いじゃねーか!」
「そうだ!」
「そうだ!!」


鬼太郎「そうだ。奴は妖怪の国を創ろうとしている。だけどそれは、バック・べアードの帝国だ!」
A「バック・べアードによる、バック・べアードの為の帝国…意にそぐわない者、従わない者、逆らった者は直ぐに抹殺される…」

2人の話にみんなは困惑した表情になる

鬼太郎「いつもバック・べアードを気にして怯え、裏切る者が居ないか互いに監視し合う…そんな帝国が良い国か?」


今だに困惑した表情のみんな…すると、Aと鬼太郎が前へ飛び、着地した下駄の音と足音が響く

鬼太郎「僕とAは嫌だ!!」

2人は少しずつ、一歩ずつ前へ歩いて来る


A「誰か1人の考え方が絶対的な国で、他人を認めない者に支配されるのも、そんな下らない事の為に死ぬなんて真っ平!!」


歩いた足が止まる

A「どうせ死ぬなら…自分なりに戦って死にたい!私と鬼太郎はたった2人だけでもバック・べアードと戦う!!!」




人間界では名無しが人差し指を真上に上げた瞬間、アニエスがAと鬼太郎の名を呼び、水晶の光を見せた。それは居城に居たフランケンも同じだった

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年11月25日 9時

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