ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part12 (ページ16)

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帝王バックベアード…13 ページ16

その悲惨な状態にアニエスは見ていられなくなり目を背ける

A「鬼太郎…うっ」

鬼太郎は手も足も出ず壁際に押され倒れる

鬼太郎「っく…」
目玉おやじ「鬼太郎…！」
鬼太郎「大丈夫ですよ…父さん」

べアード「ふふふっ…A姫、お前はアニエス同様私の物。強き姫君に生まれた以上、このバック・べアードの物になるしか無い。それが運命だ。運命から逃れられない」

べアードの言葉はA同様にアニエスを苦しめる言葉でしか無く、アニエスは耳を塞ぎながら泣き始め、Aは俯いてしまう。壁についた手が力無く落ちる

べアード「さぁ鬼太郎、選べ。仲間を殺して生き残るか…それともそのまま…死ぬか」

鬼太郎は閉じた目を開け、迷いの無い瞳でべアードを見つめる

鬼太郎「…僕の心はこう言っている。どっちを選んでもいけない」
べアード「何っ！？」

鬼太郎「このまま死ぬつもりは無い！でも、仲間は全員救ってみせる！お前に…僕の大事な人を奪わせない！！猫娘、ぬりかべ、砂かけばばぁ、子泣きじじぃ、一反もめん、ねずみ男！」

ねずみ男も仲間に含まれており嬉しくて涙を流す

鬼太郎「A！アニエス…君もだ！！！」

鬼太郎はAとアニエスに向かって手を差し伸べる