ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part12 (ページ1)

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狐の嫁入りと白山坊…16 ページ1

ー屋敷ー

Aは屋敷内でやよいの花嫁衣装の手伝いをしていた

やよい「あの…Aさんは良かったと思いますか？親の言い付けを破る私を…」

A「親の言い付けでもね自分が守りたいと思ったのなら良いと思う。だからやよいさんが白山坊さんのお嫁さんになると決めたのなら自信を持って良いんだよ」

やよい「Aさんは如何して人のお悩みを聞く事にしたのですか？」

Aの手が一瞬だけ止まり、また作業する

A「やよいさんになら言っても良いかな」
やよい「え？」
A「鬼太郎やおやじ様しか知らないんだけど…私が人間の悩みを聞く事にしたのはお母様に言われたからなの」
やよい「お母様？」

A「もう居ないけど…」

Aの母が亡くなったと聞いてやよいは元気を無くす

A「ん？暗くならないで？大丈夫だから。お母様がね妖怪と人が分かり合う為には人と妖怪の中立にある者が必要と言われて…それでね。でもお母様に言われたからって訳じゃないよ？自分でこの道を選んだの…

お陰で…今の仲間や…大切な、大好きな人に会えたから。やよいさんも自分の道を進んで幸せになって欲しいの」

Aが頬を染め笑顔で言うと、やよいはAを抱き締める

A「やよいさん？」
やよい「ありがとうございます。Aさんに会えて自分の道を進めます…本当にありがとう」

A「うん…絶対に…幸せになったね」