ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part８ (ページ28)

今日:57 hit、昨日:55 hit、合計:154,337 hit

妖怪アパート秘話…11 ページ28

唐傘「こんなのあんまりじゃねーか！」
あかなめ「うんうん…」
A「その内…忘れちゃう」
ろくろ首「…だろうね」

唐傘「でもよぉ…忘れらんねーよ！俺達はよぉ～！」
A「夏美さんの為だもん…仕方が無いよ」

・
・
・
・

ろくろ首「アンタの将来を考えてあたい達は姿を消した…。でもね？あたい達はずーっと見守ってたよ？だから、夏美。アンタは1人ぼっち何かじゃ無い」
あかなめ「うんうん」
唐傘「此れ迄も、此れからも！」

ろくろ首達の優しい言葉に夏美は涙を流し、唐傘、あかなめは涙ぐみ…ろくろ首が夏美を抱き締め頭を撫でる

そんな事を、玄関の外から見つめていたA達はスーッと消えて行く

ー地上げ屋アジトー

地上げ屋のリーダーが怒り、ヒロを殴り飛ばす

「やっぱり彼処は呪われたアパートだったんだ！それをヒロ、てめぇ！！！」

ブツン…と電気が消え社員達の叫び声が響く。

一人は背中の上に黒い影が乗り、一人は宙に浮きながら黒い影に縛られ…

ヒロ「うわぁぁ！目ガァァァ！！」

砂の音がしたと思ったらヒロの叫びが聞こえ、側に居た黒い影が権利書と判子を持っていた

砂かけ「これは返して貰うよ？」

カランコロン…、ペタッ…ペタッ…と下駄の音と獣の足音がし、怯えた地上げ屋のリーダーに迫る

A、鬼太郎「「どうも…/やぁ…」」

歩いて来たのは、目を大きく開き顔に影が掛かったAと鬼太郎だった

A、鬼太郎「「お久しぶりですね」」