カワウソのウソ…6 ページ45
まな「えっと…イメチェンですか?似合いますね」
猫娘「あー、これは作業着よ。この格好が一番動きやすいの…まぁオシャレじゃないのが難点だけど」
夕方になり、まなは猫娘と歩き何故畑に居たのか聞く
猫娘「この間、砂かけばばぁにちょっとしたお使いを頼まれてこの辺りに来たの。そしたら、畑で倒れてるお爺さんが居て…そのお爺さん数日前、お婆さんと一緒に足を踏み外して崖から落ちてしまったらしいの。お爺さんは救出されたけどお婆さんはまだ行方不明なまま…何か放っておけなくて」
まな「それで猫姉さんがもんぺ…」
猫娘「え?」
まな「あー、いえ!だから、畑を手伝ってたんですね!」
猫娘「うん。でも…この事、Aと鬼太郎には内緒よ?」
まな「え?如何してですか?」
猫娘「如何しても!ほら、まなはそっちでしょ?会えて良かったわ。じゃあね」
まなは猫娘を呼び止め猫娘が振り返る
まな「あ、えっと…また明日」
猫娘「うん」
猫娘は薄っすらと笑ってそのまま帰って行った
まな「良い話だけど…猫姉さんのイメージが…はぁ」
もんぺ姿の猫娘を見てまなの中の猫娘像が崩れているらしく溜息を吐く
その後、猫娘はまた例の少年と会い少年と話している内に可哀想に思って来てしまい採ったさつま芋を上げた
そしてその少年…少年に扮した妖怪カワウソも何か訳があるらしい
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年7月10日 23時