カワウソのウソ…5 ページ44
散歩に行かずに掃除を手伝えと言う母親にまなと父親は同じ顔で愚図る
母親「…この辺りには妖怪が出るんですってよ」
父親「よ、妖怪!?」
母親「特にオベベ沼っていう沼にはとーってもズル賢い妖怪が住んでるって言われてるらしいわよ?」
父親「…まな、みんなでお掃除頑張ろっか…ってあれ?」
いつの間にかまなの姿が無く、母親が話している隙に走って行ってしまった様だ
母親「まな!もう…あんまり遠くまで行かないのよ!?」
まな「はーい!!」
まなが行った先には自然が溢れた畑に来る
まな「そういえば猫姉さんも山の方に行くって言ってたっけ。何しに行くんだろう?ピクニック…とか?」
猫娘が紅茶や茶菓子、果物を食べながら動物達に囲まれ優雅に読書をする姿を想像するまな
まな「良いなぁぁ!///」
すると虫が飛んで来てまなは思わず小さく叫ぶ
まな「これだから山はな…」
ザクッザクッと畑の方から音がしてきてまなが近くまで行くともんぺ姿の猫娘がさつま芋を収穫し、まなの足元まで後ずさり尻餅をついてしまう
猫娘「まな?」
まな「っ!猫姉さん!?」
猫娘「驚いた。こんな所で会うなんて」
まな「はい…私も…吃驚…」
もんぺ姿の猫娘に動揺しまくりのまな
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年7月10日 23時