ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part６ (ページ42)

今日:7 hit、昨日:56 hit、合計:214,460 hit

カワウソのウソ…3 ページ42

「いやいや、人の手が入らん畑はあっという間に荒れてしまう。あっちの畑も跡取りが居なかったからな…お嬢さんに頼り切りで本当に申し訳ないが…」

猫娘「そんな…私、畑仕事って結構好きなんです。それに…自分が育てたものを食べて貰えるのって…凄く嬉しいから」

トマトを手に取り顔が赤くなり幸せそうな顔でAと鬼太郎が美味しそうに野菜を食べる姿を思い浮かべる

「僕の家内も良くそんな事を言っていたな…」
猫娘「…」

荒れた畑の草むらから覗く影…夕方野菜を持って帰ろうとすると木の橋で少年が釣りをし倒れそうになると猫娘が駆け寄り支える

猫娘「大丈夫？」
少年「腹が減ってついフラッと」
猫娘「え？」
少年「もう、3日も何も食べてないから」
猫娘「一体如何して？」

少年「おいらが死ぬ気で働いて幼い妹を食わしてやんねーと」

猫娘は少年に両親の事を聞く

少年「母ちゃんは死んだ…父ちゃんは他所で遊んでばっかり」

猫娘はその少年が可哀想に思ったのか野菜を上げ、少年は嬉しそうに持って帰った

ー夜、鬼太郎の家ー

A「今日はトウモロコシのヒゲで作ったトウモロコシ茶風呂にしてみました」

猫娘は鬼太郎の家でまなとのメッセージのやり取りをしていた