ゲゲゲの鬼太郎劇場版リメイク記念ー外伝storyー (ページ20)

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外伝story…惹かれる思いと守りたい心1 ページ20

暫く安静にしている様に寝室に篭る練華。シキは練華に知られぬ様に下女の捜索を続け、練華の見舞いにも行け無かった

練華は立ち上がり襖を開け、月を見ていた

練華「…此処しばらくお会いして無い…お会いしたいです」
「誰にだ？」
練華「！」

練華が振り向くと、劉魏黎が居た

「久し振りだな」
練華「ゆ、劉魏黎様」

劉魏黎を前にして練華の胸が脈打つ

練華「な、何故此処に？」
劉魏黎「言っただろ？俺は特別。何処へでも行けるし何処へでも来られる」
練華「誰にも見られませんでしたか？」
劉魏黎「俺がそんなヘマをする様な奴に見えるか？」

練華「見えま…せん…良かった「良くない」え？」
劉魏黎「お前、毒入りの酒を飲んだらしいな」

劉魏黎の言葉に黙ってしまう練華

劉魏黎「お前程の力の持ち主なら気づく筈だ」
練華「あの時、儀を中断させて私が倒れてしまったらみなに心配させてしまいます。これからみんなと良い都を作るのですから心配させて心配して…助け合って行って…でも、あの時だけは心配させられ無かったの…です」

劉魏黎ははぁぁぁ…と大きい溜息を吐き、練華に近寄り頭に手を乗せる