外伝story…覚悟と気持ち2 ページ12
練華が黙ってしまい何となく察した劉魏黎
劉魏黎「成る程」
練華「え?わたくし何も言っておりませんが?」
劉魏黎「顔に出てるぞ?お前。どうせこうだろ?「わたくしでは都を纏められるか心配なのです」って」
練華「はい…」
劉魏黎「ならこう考えれば良いんじゃないか?郷の一族を”纏める”んじゃなくて、郷の一族と共に”幸せで豊かな”郷にしたい」
練華「共に幸せで豊かな都に?」
劉魏黎「一人で何でもやろうとすると必ず後から亀裂が入り郷は滅びる。だが、共に幸せで豊かなものにしたいと言うのならお前を敬愛している一族は協力し良いものになる」
劉魏黎の言葉を聞き練華はゆっくりと口を開く
練華「…わたくしは少し考え過ぎていたのかもしれません…都を、みなを守って行きたい…と。劉魏黎様のお言葉を聞き安心が持てました。自分がどう思っているのか、どうしたいのか。覚悟が出来ました」
劉魏黎「そうか。良かったな」
練華「ありがとうございます!劉魏黎様のお陰です」
劉魏黎「俺は何もして無いが?」
練華「いいえ。劉魏黎様のお陰です。劉魏黎様のお言葉を聞かなければいつまでもウジウジ考えていたかもしれません。本当にありがとうございます」
劉魏黎「俺は何もして無いって」
劉魏黎は練華の額にデコピンをし練華は額を押さえ呆然としそれを見て笑う劉魏黎
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年6月9日 12時