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厄運のすねこすり…13 ページ2

ー山ー

昨晩の雨でまだ山の土が湿っていた。すねこすりは傷の所為で動けず、マサエと離れた事で悲しそうな顔をしていた

すると、ガサッと音がし、すねこすりは警戒する

A「やっぱり此処に居たんだね」
すねこすり「…何の用だ。俺はもうあの婆さんには近づいていない…なのにまだ俺に用があるのか?」

A「…別にすねこすりを倒しに来たんじゃないよ。ただ、様子を見に来ただけ」

様子を見に来ただけと聞きすねこすりは警戒を解こうとしなかった

A「すねこすり…貴方、マサエさんを庇って怪我してたでしょ?それ、私が治す」
すねこすり「何故…何故俺にそこまで関わるんだ」

A「貴方が優しい妖怪だからだよ」
すねこすり「っな!」

Aからの言葉を聞きすねこすりは目を開き驚く

すねこすり「違う!俺はあの婆さんから気力を吸い取ってたんだ!あの家族を…寂しい婆さんを騙していたんだ!!俺は悪い妖怪なんだよ!!」

A「本当に…そうなの?」
すねこすり「っ!!」

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年5月6日 21時

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