ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part２ (ページ41)

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厄運のすねこすり…2 ページ41

「ガラッ！)おい、居んのか」

そこへ、とある男性がやって来て微笑ましい光景が一変し、シロはテーブルの下へ隠れる

「よぉ」
マサエ「翔！何だい突然！ずっと連絡もよこさなかった癖に！」

やって来た男性はマサエの息子の翔だった。翔は和室へ入り座る

翔「久しぶりだってのにいきなり叱言かよ」

自分の母親に悪態をつき寝転ぶ

マサエ「勝手に東京へ出て行った息子にお帰りなんて言えないからね！」
翔「まだ根に持ってんのかよ？」
マサエ「ウチに上がるなら先ずはお父さんにお線香上げなさい」
翔「一々うるせぇな！！今しようと思ってたんだよ！…あ？何だこいつ？」

起き上がろうとした翔はテーブルに隠れたシロを見つけ、シロはマサエの所へ行く

マサエ「シロだ。最近一緒に暮らし始めてねぇ。もう私の家族は、この子だけだよ…」
翔「っへ。何言ってんだ馬鹿馬鹿しい！」
マサエ「お前に何が分かっ…っゴホッゴホッ！」
翔「何だぁ？薄汚い猫なんか飼ってるから病気でも移されたんじゃねぇの？」

翔の言葉にカッとなったのか、翔を家から追い出し扉を閉める

翔「何も追い出す事無いだろ！？おい！」
マサエ「早く東京へ帰んな！」
翔「っ…そりゃ有難いね！」

翔はそのまま立ち去り、マサエに抱き締められていたシロは、立ち去った翔を扉越しで睨む