ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part２ (ページ20)

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不思議の森の禁忌…15 ページ20

山じじぃ「返せ！！」

一反「こらいかーん！！」
鬼太郎「裕太君！！」

裕太はズボンのポケットに手を入れ摘んだ実を下へ捨てる…実が森へ落ちた瞬間、森が元の美しい緑色となり触手や山じじぃも居なくなっていた

裕太が空を見ると雲が晴れ青空が広がっていた

ねずみ男「うわぁぁぁ！！」
油すまし「ん？だーい丈夫か？」

ねずみ男は触手から解放され油すましの所へ真っ逆さまに落ちてそのまま倒れる

油すまし「駄目そうだ」

ドスンと同じく触手から解放された石化した子泣きまでもが降ってきた

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山じじぃの住処へ行くと、山じじぃが立っており手には山じじぃの実があった

A「ごめんなさい山じじぃ様…」
鬼太郎「人間の子共が悪戯したんだ…許してくれ」
目玉おやじ「注意しておかなかったわしらにも責任がある」

裕太「あのっ…ごめんなさい！！」
一反「スンマセン…」

裕太はバッと頭を下げ、Aや鬼太郎達も頭を下げる

山じじぃの手にあった実が宙に浮き、裕太が顔を上げ見つめると、実は元のあった枝へ戻る…裕太が前を向くと山じじぃが裕太を見つめていた

山じじぃ「人間の子よ…との世界にも犯してはならぬ掟がある。しかし、まだ世の断りさえ分からぬ子供故に許そう」

山じじぃに許してもらいA達はホッと息を吐く