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「Aちゃーん、これどこ？」
「それはねぇ……リビング！」
「はーい」
引越し業者さんに頼んで大きなものを運んでもらって、小さなものはオッパがレンタカーで運んで、を繰り返して私は新居でダンボールの中を先に整理していて。
男手が足りないということで、共通の知り合いだし、というところでスンミニとジソンくんもお手伝いに来てくれていて、せっせと荷物を運んでくれていたのだった。
「これで終わり？」
「うん、おしまい〜お疲れ〜」
朝からやっていた作業も、気づけば夕方をすぎていて荷物も特別多いわけではなかったから何とか生活できるところまでは片付いて、こっちに来たときに冷やしておいたペットボトルの水を二人に渡す。
ジソンくんはあまり分からないけど、大学で会うスンミニは力仕事なんて全くしないし＿というか見たことがない＿そんな力があるなんて思ってもいなくてちょっと感心した。これは黙っておこうと思う。
「それにしても、ヒョンがとうとう……おれ、泣きそう」
「思ってもないこと言うなよ」
えんえん、なんて泣き真似をしだしたジソンくんにオッパもスンミニも少し呆れたような顔をしているけど、どこか笑みを浮かべていて、この三人って本当に仲が良かったんだ、なんて変な感じ。
というかあれからジソンくんとオッパと三人で飲むことはあってもスンミニとはなかったし、この中にいるのか少し不思議で、少し落ち着かない。
「てかさぁ、何？ヒョンはジソンイに話してて、Aは僕に話してて、こんなに偶然重なることある？ちょっと信じられないんだけど」
「世間は狭いって話じゃん？」
今日、手伝ってくれていた時に色々話をジソンくんから聞いていたらしいスンミニは、そんな言葉にげ、なんて少し顔を歪めていた。
それからまた話し込んで「せっかくならご飯でも食べていけば？」なんて言ったオッパに頷いた二人は、水からコンビニで買ってきた缶チューハイを持ってちょっとした宅飲みになってしまって。
宅配まで頼んで、お酒の強いオッパとスンミニにいじられるジソンくんと、その三人を見て笑う私と、なんだか奇妙な光景になっている。
「Aちゃんもさ、飲んでる！？」
「あんまりAに変な絡み方するな」
「うわ、出たよヒョンのセコム！いっつもこれ！」
「ちょっと、二人の惚気話とか聞きたくないんだけど」
「もうみんなそろそろ飲むのやめたら……？」
「ここまで来たら無理だと思うよ……」
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さまゆゆ(プロフ) - 完結お疲れ様+おめでとうございます！あまーい入野を本当にありがとうございました！！ (12月12日 23時) (
レス) @page20 id: f43423a96b (このIDを非表示/違反報告)
elmo(プロフ) - Twitterしたくなくて見れないから、、、いつかここでさくらんぼさんの作品大好きなので読める日を待っています😆✨ (12月6日 18時) (レス) @page20 id: fe6e18ad7e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - さくらんぼさん» 新作もし書かれるようであればまた拝読させていただきます！ (6月17日 1時) (レス) id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - にこさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜🫶🏻最後までお付き合いありがとうございました❣️ (6月16日 19時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても面白かったです！ (6月15日 21時) (レス) @page19 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ
| 作成日時：2023年4月4日 0時
