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「あれ、Aちゃんも今日15時まで？」
「そうだよ〜ヒョンジンくんシフト表見てる？」
「見てるけどおれのしか見てないデス」
「そんな感じする」
朝からのバイトに耐えて、この後はようやくオッパと会える。入れ違いの人たちに挨拶をしてぱぱっと着替えて帰る準備を始めた。
今終わったよ、なんて連絡をしてからロッカーの鏡で髪とかメイクを整えて。
「今日はデートだもんね〜？」
「そうやってすぐからかう……」
「分かりやすいからね、Aちゃん」
朝だって、少し髪を巻いてきた私にニヤニヤして話しかけてくるし、確かオッパと付き合ったときだって「やっぱりね！」とか言ってくるし。ちょっと前にスンミニにも分かりやすいって言われたような……
ヒョンジンくんとはよくシフトも被るし、なんだかんだ一緒にいることが多くて初めて一緒になったときよりは仲良くなった気がする。
二人で他のバイトの方や店長にお疲れ様です、なんて声をかけてお店を出る。ちらりと周りを見るとスマホをいじってるオッパを見かけて、ヒョンジンくんにもまたね、なんて声をかける。
「あそこにいるの、Aちゃんの彼氏？」
「うん、そうなの。だからまたね」
ひょっこりと覗いてきたヒョンジンくんに、再度お疲れ様と言おうとしたら「A」なんて、名前を呼ばれて。
「わ、オッパ……！ごめんね、お待たせ」
「そんな待ってないよ。久しぶり、ごめんなかなか会えなくて。……そちらは？」
「シフト一緒だったヒョンジンくん、です」
ちょっとだけ、気まずいかも。
オッパと付き合って分かったのは結構嫉妬しいだということで。スンミニのときもしかり、ジョンインのときだって弟と分かったらそうでもないけど、スンミニに対してはちょっとだけムッとすることがある。
だから早々にヒョンジンくんとは別れたかったんだけど……
「なんかすみません、もうおれ帰るだけなんで……じゃあまた火曜ね、Aちゃん」
「あ、うん……」
近くに止めてあった自転車に乗ってすぐにいなくなってしまったヒョンジンくんに、何だか呆気に取られてしまって。
「……A、お疲れ様。疲れたでしょ」
「うん〜……でもなんかオッパと会ったら元気出てきた」
「そ？子どもみたいだね」
「からかってる？」
「そんなことない」
ちょっとだけニヤッとしてるオッパに、ちょっと安心しつつ、絶対にからかわれてるよなぁ、なんて思いながら歩き出した。
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さまゆゆ(プロフ) - 完結お疲れ様+おめでとうございます！あまーい入野を本当にありがとうございました！！ (12月12日 23時) (
レス) @page20 id: f43423a96b (このIDを非表示/違反報告)
elmo(プロフ) - Twitterしたくなくて見れないから、、、いつかここでさくらんぼさんの作品大好きなので読める日を待っています😆✨ (12月6日 18時) (レス) @page20 id: fe6e18ad7e (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - さくらんぼさん» 新作もし書かれるようであればまた拝読させていただきます！ (6月17日 1時) (レス) id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんぼ(プロフ) - にこさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです〜🫶🏻最後までお付き合いありがとうございました❣️ (6月16日 19時) (レス) id: 208005c528 (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！とっても面白かったです！ (6月15日 21時) (レス) @page19 id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらんぼ
| 作成日時：2023年4月4日 0時
